車両周辺の防犯対策を目指した、ヒト検知システムの研究を行っています。 UHF帯電波を受信し、受信レベルの変動よりヒトの有無を判断しています。 この写真は実際に、システムを用いて測定を行っている様子です。
地震,洪水,津波などの災害発生時に情報伝達のために臨時災害放送局と呼ばれるFM放送局が開設されます.臨時災害放送局の送信アンテナの高さは10m~30m と既存のFM放送局と比較して低いです.放送局開設時に迅速に電波の届く範囲を把握するため,類似した環境での電波の測定を行っています.
複数の920MHz帯無線端末のRSSI(Received Signal Strength Indicator)による人の在室不在判定を実現することを目指しています.ヒトの在室不在判定手法として,前処理にウェーブレット変換を用いた機械学習による判定手法を提案している.920MHz帯はスマートメータやセンサネットワーク,HEMS(Home Energy Management System)などのIoT(Internet of Things)で用いられています.
雷ナウキャストを用いて,広範囲の雷活動にともなうVHF帯電磁ノイズ変動特性の評価を行いました.まず,雷活動度1以上が観測された日のVHF帯受信電力と雷活動度を比較しました.雷活動度の上昇に伴いVHF帯受信電力が上昇することを示しました.また,各雷活動度となる時間帯において,VHF帯受信電力がどの程度の割合で上昇するのかを相補累積分布関数にて調査しました.雷活動度が大きいほど高い受信電力が高確率で観測されることが確認できました.
韓国から到来するオーバーリーチ伝搬により,日本で利用しているVHF帯(特にラジオ放送波)が干渉を受けることがあります.
気象条件が関係しているとして,オーバーリーチ伝搬による干渉を予測するため,様々な観点からオーバーリーチ伝搬と気象の関連性を研究しています.
WiFiのフレームに含まれているChannel State Information (CSI)情報を用いて人の動きを検知する研究に取り組んでいます。具体的には、WiFi通信のなかでやりとりされる、CSI情報を含んだフレームを傍受する装置を用いて、WiFi通信が行われている付近の人の動きを検知します。 図は、WiFiのサブキャリアごとの受信電力の強さを表しています。